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2020年効果の兆し?  日本パラ陸上選手権大会・男子T37クラス

T37クラス松田選手

T37クラス松田選手

2020年の東京パラリンピック開催の「効果」があるとしたら、その一つは、競技人口の増加だろう。
テレビや新聞でパラリンピック競技が取り上げられ、これまでスポーツに馴染みがなかった人が、「自分もやってみよう」「パラリンピックを目指そう」と考える。
身体を動かし、トレーニングを継続し、やがて国内の大会に出場する。
大勢の選手が競い合うようになり、競技のレベルが上がっていく。
「そうなったらいいな」と願っているせいもあり、国内の大会で新しい選手を見掛けたり、若手の選手が記録を伸ばしたりすると、2020年東京パラリンピック効果の「兆し」と位置づけたくなる。

6月1日、2日、大阪市長居陸上競技場で開催された日本パラ陸上競技選手権大会(日本選手権)。
2020年東京パラリンピック効果の「兆し」と位置づけたくなる種目があった。
男子T37クラスの短距離種目100m、200mだ。
T37クラスは、障害の内容でみると、歩行または走行が可能な片麻痺の選手が属するクラス。
2年前、2017年6月に東京都で開催された日本選手権では、100m、200mともに予選はなく、決勝のみが実施された。
出場選手が少なく、予選をする必要がなかったからだ。
2018年9月に高松市で開催された日本選手権では、100mは決勝のみ、200mは予選が2組実施された。
そして、今年は100m、200mともに予選が2組実施された。この数年で徐々に出場人数が増え、ともに予選が必要になった。
選手の立場から見れば、競い合う仲間(ライバル)が増えた。

今年の日本パラ陸上競技選手権大会100m、200mで優勝したのは、松田將太郎選手。
記録は、100m決勝13秒36。
200m決勝は27秒48で、大会新記録だった。
松田選手は、昨シーズンの成績と比べると大幅に記録を伸ばしており、シーズン初戦の日本選手権で好記録を出した。
男子T37クラスは出場選手は、今大会で松田選手の伸びに刺激を受けたに違いない。
これから予定される国内大会で、男子T37クラスの短距離は激戦となりそうだ。

今秋は、ドバイでパラ陸上世界選手権の開催が予定されている。
パラ陸上では2020年東京パラリンピックの前哨戦となる舞台だ。
男子T37クラスの派遣標準記録は100m11秒82、200m24秒15とされており、日本記録(100m13秒06、200m27秒19)と比べて考えると
日本人選手が世界の舞台に立つのはかなり厳しい現状となっている。
男子T37クラスの選手たちが、この高い壁にどう挑んでいくのか。
指導者やサポートする人たちが、選手たちをどのように導き、いかに練習環境を整えていくのか。
2020年に向けて、さらに2020年をこえて、東京パラリンピック開催の効果といえるような小さな兆しを見つけていきたい。

(取材・執筆:河原レイカ)
(写真提供:小川和行)

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